人間失格/太宰治(新潮文庫)。数十年ぶりに再読。面白かったな。高校生では分からなかったところがたくさんある(ひらめが奥さんに悪事を働いたと勘違いしてた)。
老人と海/アーネスト・ヘミングウェイ・福田恆存訳(新潮文庫)。この本もずいぶん久しぶりに読んだんだけど、特に後半、ワクワクした。
1985年のクラッシュ・ギャルズ/柳澤健(文春文庫)。彼女たちが活躍していた頃、僕は大学生だった。長与千種はとても魅力的なプロレスラーだった。ただ、彼女たちも僕らと同様に年を取り、それぞれの人生を生きてる。輝ける時間を生きたのち、不遇の時代を生きなければいけない様がなんとも悲しい。
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 上・下/増田俊也(新潮文庫)。僕はかつてプロレス・ファンだった。全日も新日も試合会場に足を運んでいた。一方で、高校3年間、僕は柔道の授業を受けていた(80年前後の都内の高校では、柔剣道どちらかを3年間履修しなければいけなかったのだ)。そういう意味で、僕は木村政彦の側にいることを表明しておきたい(柔道部ではないけれど)。