“希望の国”(園子温監督)をAmazonビデオで。神楽坂恵がいい味出してる。“童貞放浪記”に出てた頃のことを考えると、化けたな〜という感じ。映画自体は前作“ヒミズ”の方がよかった。原発ものは難しい。
“地獄でなぜ悪い”(園子温監督)をAmazonビデオで。いろんな映画のエッセンスをごちゃ混ぜにしつつ、映画そのものにパワーが溢れてる。とにかく堤真一がサイコー。“俺はまだ本気出してないだけ”といい、この映画といい、いい感じにはじけてるね。
“欲動”(杉野希妃監督)をAmazonビデオで。斎藤工が不治の病いというなら、せめて血を吐く場面とかが欲しかった気がする。そうすればラストの性愛シーンが活きてくるのに。杉野希妃の演技は(この映画では)スーパーナチュラル。
“船を編む”(石井裕也監督)をAmazonビデオで。原作に忠実だし、しっとりとしていい映画だ。結局のところ僕は出版業界しか知らないので、こういう映画は妙に落ち着くしどこかこそばゆい。小林薫も松田龍平もいい。ギャル風の役で出てた黒木華もまたよし。
“さよなら渓谷”(大森立嗣監督)をAmazonビデオで。難しい役どころを真木よう子がよく演じてたな。夏のじりじりする感じと、罪悪感と、喪失感。
“悼む人”(堤幸彦監督)をAmazonビデオで。何というか大竹しのぶの熱演ぶりが印象的であり、高良健吾が気持ち悪いくらい役におさまってるが、原作のクオリティを超えるところまではいってないかな。
“小さいおうち”(山田洋二監督)をAmazonビデオで。タイトル通りちいさくてチャーミングな映画。黒木華のはまり役。ただ、老いた時の主人公・倍賞千恵子には違和感。むしろ、八千草薫でしょうが。