今月読んだ本

人生のちょっとした煩い／グレイス・ペイリー・村上春樹訳（文春文庫）。この人もユダヤ人特有の圧倒的な才気を持ってる。ほんと、かなわないや。

最後の瞬間のすごく大きな変化／グレイス・ペイリー著・村上春樹訳（文春文庫）。いやぁ面白かった。ペイリーの短編集は全部で３冊。未訳のあと一冊、村上さんよろしくです。

ユダヤ人と近代美術／圀府寺司著（光文社新書）。300ページを超える力作。偶像崇拝を否定するユダヤ教にあって近代美術がいかに発展してきたか。ヘブライ語の原語がこれだけ登場する新書も珍しい。