思っていることがたいてい叶ったり、車で2度ほど死にそうな目に遭った時も無傷だったりと、何か強いものに守られているな、という感覚がずっとあった。
1997年の暮れ、新婚旅行でユニバーサル・スタジオ・ハリウッドに行った時、ざーざー雨が降って大変だった(1978年の夏、同じカリフォルニアのサンディエゴ郊外に1ヶ月ホームステイした時は雨なんか1日も降らなかったのに)。
逆に、愚息が小学生の時、ざーざー雨が降り出しても傘を持って迎えに行く頃にはカラッと晴れていることが何度もあった。
あれ、ひょっとすると龍神(五穀豊穣の神で水を自在に扱う)と縁があるのかもしれない、と最近になって気がついた。調べてみるうちに、五龍神がすまうという田無神社 がすぐ近所にあることが分かった(うちからバスで10分の距離)。
さっそく行ってみることにした。
静かな境内で参拝をし、御朱印も頂戴した(初穂料500円也)。30分ちょっとかけて徒歩で帰ったのだけれど、家のすぐ近くで小雨が降り始めた。
ちょっとしたファミリーヒストリーを語ります。
うちの先祖の本間仙五郎は江戸時代の上州の剣豪(馬庭念流の使い手)で、千葉周作にも勝ったことがあるらしい(出典は司馬遼太郎『北斗の人』)。それから、その子孫は明治〜昭和にかけて3代続く貴族院議員(群馬県選出)だった。そのうちのひとり本間三郎も、なかなかの剣道の猛者だったらしい。
冒頭で書いた「何か強いものに守られているな」という感覚は、こうした先祖に関係があるとずっと思っていたのだけれど、先祖ともども龍神と縁を結んでいたのかも知れない。そう思うとストンと腑に落ちる。ありがたい。この歳になってやっとご挨拶ができた。あ、この田無神社は元・浦和レッズの原口元気が結婚式を挙げた場所です(奥さんのご実家らしい)。