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本間ひろむ オフィシャルブログ

小川典子ピアノリサイタル

福間洸太朗プロデュース 第32回レア・ピアノミュージック。

小川典子ピアノリサイタル。〜イングランドの薔薇をピアノとともに〜

東京文化会館小ホール

 

前半は、小川典子のソロピアノ。

ヘンリー・パーセル 小品集

ベンジャミン・ブリテン アレグロ、夜の小品

ジョゼフ・フィブス 6つの前奏曲

マイケル・ティペット ピアノ・ソナタ第2番

 

パーセルは「おおイングランドだね」と緑の大地(あるいは赤い薔薇が眩しいイングリッシュガーデン)が思い浮かぶんだけれど、ブリテンあたりからは、もはや現代音楽で、そうなると小川典子の鬼のようなテクニックが炸裂するわけです。東京文化会館小ホールはピアノを聴くにはほんとうにいいサイズ感で、正確無比な彼女の指使いがよく見えて楽しかったし、(これは褒め言葉なんだけど)筋肉質の両腕がむちゃむちゃ躍動していた。圧倒されました。

フィブスは世界初演。ベヒシュタインの低音の響きが、もう、ブオーンと。高音もしっかりと自己主張。小川さんご本人は「イギリスの音楽の歴史」を辿ったとトークコーナーで語っていたけれど、ティペットまでしっかり聞くと「イギリス人のメンタルの変遷史」だったなぁという気もする。

なんか、日本人とイギリス人って(実は)よく似てる。


後半は、小川典子と福間洸太朗とピアノデュオ(連れ弾きではなく、2台のピアノ)。

アーノルド・バックス 毒を入れられた噴水

ベンジャミン・ブリテン 序奏とブルレスク風ロンド、悲劇的マズルカ

リチャード・ベネット 4つの小品組曲

 

去年に見た河村尚子との連れ弾きも楽しそうだったけれど、小川典子と2台のピアノで対峙して、顔を見合わせて、バッチバチに(バトルのように)弾き倒すスタイルの福間洸太朗も楽しそうだった。

特にベネットはサンバだったり、ラグタイム・ワルツだったり、ブルースだったりと、ジャズフェスにいるのかっつー雰囲気だった。洸太朗先生、手拍子(2拍4拍のアフタービートですね)を観客に要求したり、自らはサングラスをかけ、小川典子にはジージャンを羽織わせたりと、遊び心もまた楽しからずや。

前半がロッケンハウス音楽祭ぽくって、後半はロッケンハウス音楽祭〜ジャズフェス。それもやっぱりイギリス人のメンタルの変遷史なんだよな、と。

 

アンコールも2台のピアノ。

マルコム・アーノルド イングリッシュ・ダンス

 

これはイギリス人なら誰でも知っている曲だとか。

ともかく小川典子に現代音楽弾かせたら、無双です。スコア(楽譜)がiPad(?)っつーのもカッコヨカッタ。

 

洸太朗先生とは、開演前にちょっと喋った。広響のこととか。

いつもお声がけありがとうございます😄

 

 

www.kinokuniya.co.jp

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