
海老彰子ピアノリサイタル。東京文化会館小ホール。福間洸太朗プロデュース RPM#38 〜19世紀から現代に至るフランス音楽の調べ〜
3月のケヴィン・ケナー氏につづいてショパン・コンクール審査員のピアノを聴いた(偶然です)。
タイトルのとおり、オールフランス音楽。
圧巻だったのは、四手と2台のピアノ作品。
河村尚子とは全力で並走し、小川典子とは時にたたかっていた福間洸太朗が、なんだか今夜は楽しそうに奔放に弾いていた。「大人の事情」(福間洸太朗談)というわけで BechsteinとSteinway & Sons(海老先生はSteinway Artistだからね)の共演となったわけだが、Bechsteinの低音の響きが気持ちよかったし、高音は高音ではやんちゃな音も出てた。どちらのピアノもフランス音楽にマッチしていた。よきケミカル。
とにかく、アンサンブルの精度がめちゃくちゃ高かった。思えば、この2人はパリ高等音楽院の先輩後輩。恐るべしパリ高等音楽院!

フォーレ、ラヴェル、フュメ、ユイエ、タイユフェール、それからミシェル・ルンツ(彼はわざわざご夫婦で来日して会場でこのリサイタルを見ていた)。フォーレはちょっと内省にすぎるな、という印象だったけれど(これは作曲家のせいだな)、海老彰子のピアノは、おもちゃ箱をひっくり返したようにカラフルで、それにもまして懐の深さを感じさせた(聖母アルゲリッチのようだ)。
フランス音楽(ドビュッシーとかラヴェルとか)を夢中で聴いていた大学時代を思い出した、楽しい夜でした。
洸太朗先生、いつもありがと😀
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