hiromu mode

批評家・本間ひろむのオフィシャルブログ

福間洸太朗 ピアノ・コンサート

f:id:hiromu-homma:20200129160037j:plain

午後、YAMAHAホール銀座にて“福間洸太朗 ピアノ・コンサート”。

銀座でおしゃれにマチネみたいな感じかと思ったら、とんでもなかった。

左手一本でバッハの“シャコンヌ”(ブラームス編曲)を弾いたかと思ったら、“くるみ割り人形”の中の“パ・ドゥ・ドゥ”(プレトニョフ編曲)をダイナミックに披露。シャルル・トレネシャンソンは洒脱に気怠く、本人編曲の“ラ・ヴァルス”は激しく、熱っぽく、ワルツを踊る幻の異邦人たちを蘇らせる。いつの間にかパレットの絵の具が増えてるし、筆使いも多彩になってる。フィギュアスケートとのコラボで魅せ方も学んだようで、ステージング自体も洗練されてる。やばいピアニストになったな〜。脂のってるな〜。

f:id:hiromu-homma:20200216144542j:plain

 

 

 

 

白日夢・DAY DREAM

f:id:hiromu-homma:20191220224722j:plain

アルバム未収録のシングルは、中古レコード市場で高価で取り引きされてたりする。幻の名曲ですね。Yumingの“白昼夢・DAY DREAM”もそんなシングル・レコードのひとつだったんだけど、Amazon Music Unlimited であっさり聴けてびっくりした。あっさり聴けちゃうのだよ。当時のアルバム“時のないホテル”を貫く暗いトーンがこの曲にもあって、僕は当時テープに録音して繰り返し聴いていた。懐かしい。1980年のシングルです。

僕は大学入試の最後の小論文で「私の好きな芸術家」というテーマが与えられ、松任谷由実について書いた。“14番目の月”は“徒然草”の「花は盛りに月は隈なきを〜」の世界観を踏襲しているとか、“翳りゆく部屋”と“朝陽の中で微笑んで”は「もののあわれ」を表現してる、と書いた気がする。

“白昼夢・DAY DREAM”を聴くと1980年の空気感に包まれる。なんかサブスクリプションもいいことある。アーティストが音源さえ提供してくれれば、聴きたかった曲が聴けちゃうんだ。Alexaにひとこと頼むだけでね。幻の名曲 “消灯飛行”も聴けたよ。