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本間ひろむ オフィシャルブログ

東京国際映画祭 その2

午後、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、TIFF東京国際映画祭)のP&I上映を2本。

奇跡の女 デジタル・リストア版”(イシュマエル・ベルナール監督)。日食の日に聖母マリアを見た女性が霊能者として祭り上げられる物語。プリミティヴなパワーがスクリーンに溢れていて、それらの首根っこをしっかり掴むような主役のノラ・オーノールの個の魅力なくしてこの映画は成立しなかったに違いない。

さようなら”(深田晃司監督)。衝撃的な作品。死にゆく個体とアンドロイドの差異をここまで赤裸々に見せられたら‥‥。ラストシーンでアンドロイドのレオナが健気に思えてしょーがなくなることも含めて、映画全体が「もののあわれ」という日本人独特の感性に貫かれている所も興味深い。

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