2005-10-24 とんがり焼きの衰退 淡々と仕事をしつつも、ポゴレリチの演奏とスキンヘッド姿が頭から離れない。 で、思い出したのが“とんがり焼きの衰退”という村上春樹の初期の短編。 銘菓とんがり焼きの新製品コンテストがあった。主人公は斬新なとんがり焼きを作って応募した。審査として「本物のとんがり焼きしか食べない」とんがり鴉にそのサンプルが与えられた。すると、おいしそうに食べる鴉もいれば吐き出す鴉もいて、しまいには乱闘を始めた、という話……。