午後、YAMAHAホール銀座にて“福間洸太朗 ピアノ・コンサート”。
銀座でおしゃれにマチネみたいな感じかと思ったら、とんでもなかった。
左手一本でバッハの“シャコンヌ”(ブラームス編曲)を弾いたかと思ったら、“くるみ割り人形”の中の“パ・ドゥ・ドゥ”(プレトニョフ編曲)をダイナミックに披露。シャルル・トレネのシャンソンは洒脱に気怠く、本人編曲の“ラ・ヴァルス”は激しく、熱っぽく、ワルツを踊る幻の異邦人たちを蘇らせる。いつの間にかパレットの絵の具が増えてるし、筆使いも多彩になってる。フィギュアスケートとのコラボで魅せ方も学んだようで、ステージング自体も洗練されてる。やばいピアニストになったな〜。脂のってるな〜。