ここ2年くらい用事があって行けなかった“山辺絵理ピアノリサイタル”。よみうり大手町ホール。
前半はバッハとベートーヴェン。端正で優しいバロックと古典派のピアニズム。後半は、母国語を話すように(水を得た魚のように)弾くショパン。えり先生はやっぱりショパン弾きなんだな。続くスクリャービンは、スタインウェイ(ここのホールはD-274)を気持ちよさそうにわんわん鳴らしてこれまた圧巻でした。
バッハからスクリャービンへと時系列に沿ったセットリストは、ショパンとスクリャービンはピアニストとしても相当高いスキルを持っていた、ということを浮き彫りにしていた。来年は11月10日だそうです(よみうり大手町ホール)。