“スティーブ・ジョブズ ”(ジョシュア・マイケル・スターン監督)をAmazonビデオで。ジョブズがウォズミアックと自宅ガレージでアップル・コンピュータが立ち上げるあたりはワクワクする。そして、どんどん会社が大きくなり、追い出され、舞い戻る。尺の関係からかこのあたりはサッと通り抜ける。だもんで細かいエピソードが少ないのが残念。そのあたりはペーパーバックを読まれたし。
“ノーカントリー”(ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督)をAmazonビデオで。殺人鬼役ハピエル・バルデム怖ぇ。髪型がへんなところが尚更怖い。こんな殺人鬼を生んだのはやっぱりベトナムのあれなんだろうな、と観客に匂わせてるわけなんだけど、トミー・リー・ジョーンズもジョシュ・ブローリンもハピエル・バルデムもみんな妙に落ちつているところがまた不気味だ。
“ファーゴ”(ジョエル・コーエン監督)をAmazonビデオで。銃に象徴される「アメリカの強い父性」を体現する嫁の父親がめちゃめちゃうざく、そんな父親と情けない娘婿とのコントラストが滑稽。そんなこんなも含め、アメリカ中西部の頭の悪い感じがたまらない。この映画ののち、人気テレビドラマシリーズになってシーズン2までOAされた。
“バベル(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)をAmazonビデオで。心がひりひりしたなぁ。特に菊地凛子。子を持つ親なら、この映画はひりひりくる。イニャリトゥはハズレが少ないね。
“ブロークバック・マウンテン”(ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール監督)をAmazonビデオで。この映画は面白かったなぁ。“ファーゴ”に登場したようなうざいアメリカの父親もここでは健在で、彼らを激怒させる様々な人間の営みやら何やらも知ったこっちゃないアメリカの大自然がいい。
“ギャング・オブ・ニューヨーク”(マーティン・スコセッシ監督)をHuluで。ニューヨーク(特にウォール街)を動かしているのはユダヤ人なんだけど、ニューヨークを作ったのは実はアイルランドなんだな。最近、アイルランド移民が登場する映画をよく見る。ポール・マッカートニーもケネディ一族もみんなアイルランド人なんだ。スコセッシはイタリア系移民か。デニーロとの“タクシードライバー”という傑作もあったね。